目的に応じて、「ひとつに集中」か「複数を同時進行か」を判断する。

力の掛け方をどのようにするのがふさわしいかは、目的によって変わりますし、状況によっても変わります。

ひとつだけに集中するのが向いていることもあれば、複数を同時進行することが適している場合もあります。

「集中力」という単語が存在することからわかるように、どちらかというと、ひとつに力を集めることが望ましいとされることが多いです。

「分散力」という言葉が使われないという事実は、幾つもの事柄に力を掛けるとうまくいかない(という解釈がなされる)ことの多さを示しています。

集中することは難しく、気が散ることは容易です。

しかし、難しいことが素晴らしいという基準は正しくありません。簡単にできることの中にも、素晴らしさがたくさん含まれています。

その事柄に適した方法が一番いいということです。集中するやり方が適していることもあれば、分散が適していることもあります。

この点は柔軟にしていくほうがよいでしょう。「適した方法が、最短ルート」となります。

複数に取り組むことのメリットは、切り換えの都度、気分転換がしやすいということです。人が、同じ事柄に集中できる時間には限りがあります。同じことに、同じ度合いの意識を注ぎ続けるのは本当に難しいです。質が下がったり、効率が下がったりすることもあります。

幾つかの事柄を、入れ換えながら進めていく方式であれば、その点のバランスがとりやすくなります。同じ事柄への集中は難しくても、対象が変わると気分がリフレッシュされて、安定した力を注ぐことができる場合も多々あります。

また、複数に取り組むことは、幅の広がりがつくられます。まったく別の事柄の中に共通点を見いだしたり、Aの事柄でわかったことを、別のBに役立てることができたりして、思わぬ効果を作り出すこともあります。

ひとつに集中することと、複数を同時に進めることと、どちらが「正しい」という答えはありません。

その事柄や状況にふさわしい方法がいいのです。

または、「あなたが、得意な方法」はどちらかという観点からも判断するとよいでしょう。

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