自分ができることの範囲は、行動の継続によって広げていける。

この世には「時間」があり、この世で生きる私たちには「肉体」があります。どちらの、あの世には存在しない、この世だけのしくみです。

こうして「時間」という変化、「肉体」という物質と、つきあっていくことになる私たちは、あえて「制限のあること」を経験して学んでいるとも言えます。

その環境に身を置き、その環境にみあった行動をとる経験から、わかることや身につくことがあるからです。

枠組みがあるから、動きをつけやすい。

私たちが、一日に使える時間と労力には限りがあります。また、思考と同じスピードで、行動を伴わせることもできません。自分のことも簡単には思い通りになりませんから、ましてや、他人のことはまったく思い通りになりません。

こうして考えると、この世という場所は、制限だらけです。

しかしだからこそ、私たちは、「わかりやすい」「気づきやすい」というメリットも得られています。制限があるからこそ、自由になる時間内でなんとかしようと考えますから、行動の計画をたてやすいのです。

何の制限もなければ、なんとかしようとしませんし、なにかをしたい気持ちも出てこないかもしれません。

一見、こうした制限に、自由さを奪われているように思えても、しかし、この制限によって、動くことの動機を与えられていることにもなります。

今できることを、まずは行動する。

「いろんなことをしたいのに、全部はできないのがもどかしい」とか、「やりたいことがあるが、自分の手に届くことではないの悔しい」と、制限の環境ゆえに、悩まされるものですよね。

しかし、制限があるからこそのメリットを意識して、まずはできることから動いてみましょう。今の時点では、制限があってできないことも、未来のどこかの時点では、制限の枠組みが広がっていき、できるようになっている可能性もあるからです。

その可能性を広げるのは、自分自身の行動です。

今の時点で、自分ができること、使える要素、使える情報というものがあります。それらの中で工夫をして、「今できることを、あらわしていく」ことからスタートします。

できる範囲での工夫で、力がついていく。

できる範囲の中となると、いろいろ思考したり、工夫したりしなければなりませんから、応用力がつきます。

なんとかしようと調べるうちに、知識も増えていくでしょうし、新しい人と知り合うこともあるでしょう。それらは、すぐには役立つものではなくても、「いつか役立つ、未来の可能性」として、もっておくことができますよね。

そうして、ふと気づいてみると、過去のある時点よりも、今のほうがずっと、「今、できることの範囲」が広くなっていることに気づくものです。

実力がついているし、経験からわかることも増えているし、新しい知識、新しい知り合いなどが増えることで、制限そのものは存在しつづけるけれど、その枠組みがずっと外側まで広がっていくようになります。

そうなれば、好きなことを選べたり、より規模の大きい動きをとったりすることもできますよね。以前の時点よりも、選択の幅が広がります。

できる範囲を広げていくための、継続の力。

「今できること」を、その時点なりに行っていくという積み重ねが、力を培ってくれます。

そうしてできることの継続は、自分の土台をしっかりと作り上げることになり、さらに、その過程で、新たな知識や経験が加わることで、範囲が大きくなっていくということです。

子どもの頃に、自転車にのりたての頃を思い出してみましょう。最初は、数メートルしかのれません。しかし、練習して力がついてくると、距離が伸びていきますよね。そうすると、自転車で移動できる行動範囲は広がっていきます。いつかは、隣町くらいまでもいけるようになります。

それと同じで、今できることは小さくても、自分次第で、行動範囲を広げていくことができ、そうすると、新しい何かに出会ったり、得られたりする可能性も、比例して広がっていくことになります。

今いる場所から、今できることをスタートさせる。

この世には、時間というしくみがあるので、ものごとはこうして、ゆっくりと段階を経て動いていくものなのです。思考のように、いきなり結論にはいけないし、動き出してすぐに、出来る範囲いっぱいの上限にまで到達することもできません。

今できる目の前にあることが、スタートラインなのです。

目指すゴールは近くても、遠くても、スタートラインは同じ、「今、自分がいるその場所から」となります。

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