白黒つけないと落ち着かないのは、不安感のあらわれです。

○か×か、白か黒か、答えをはっきりさせないと気が済まない、曖昧な状態が続くのは落ち着かないので、答えを出して決着をつけてしまいたい、という気持ちがとても強い方がいます。

こういうタイプは、そのことを自覚している場合が多く「そんな自分は極端だな」と思っているケースと、「そんな自分が気に入っている」ケースとがあります。

白黒はっきりさせなければ気が済まない、というのは、言い換えると、「曖昧なグレーの状態を抱え続けていられない」ということです。

はっきりしていることの良さでもあるけれども、曖昧さを許容していられないという余裕のなさでもあります。

そのほとんどは「はっきりしないことへの不安感」によります。それが後になって、自分に不利益を与えるのではないかという、そうならないように備える気持ちが、白黒つけてしまいたい、今からわかるようにして、未来の不確定要素を減らそうとする行動の動機となります。

しかし、世の中の物事というのは、そう簡単に白黒つけられることばかりではないので、そういう姿勢でいくと、ときに他人に対して威圧的になったり、物事に対して強引になったりしてしまいます。

そうなれば、自分の周囲に混乱を作り出すことにもなります。不利益をさけようとして、逆に自分を忙しくさせるようなことは、改めなければなりません。

落ち着いて考えてみれば、グレーの状態とは、そんなに悪いものでもないはずなのです。「はっきりしていない」ことで自分が不利益になる可能性など・・・そんなに高くはなく、はっきりさせようとした働きかけの強引さによって引き起こされる混乱と、どちらが自分に大きなものとなるかを冷静に考えてみる必要があります。

グレーであっても、別にどうということもないんだと、そういう考え方ができれば、楽になります。

広い意味で、自分という器の大きさ、感性の広さ、心の深さなどを作っていくことに役立ちそうなことを考えて、楽しみながら取り組んでみてください。そうして自分を大きくしていくと、許容力が大きくなりますから、あいまいなものをそのまま受けとめることができて、平気になりますから。

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